天ぷら油の廃油の処理おいて、鍋に廃油凝固剤を入れて火を付けその場を離れたところ、火災が発生したいう事例があります。
ここでは、火災予防のポイントなどについて解説します。
3月1日から3月7日までが「令和5年春季全国火災予防運動実施期間」となっており、各地で消火訓練が行われています。
実際の消火器を使っての訓練は、消火器の使用方法が体験できるため、火災が起こっても初期消火の段階で食い止めることができます。
多くの方に「消火器の使用方法」を効率よくマスターできるよう、「訓練用放射器具」がメーカーさんから販売されています。
天ぷら油火災は油火災です。
消火方法は、濡れた布をかぶせてなど酸素を遮断して消火する「窒息消火」が有効です。
天ぷら油などの油火災に水は使用できません。
油に水をかけると、火災面が広がってしまいます。
天ぷら油火災が起こっても水で消火しないよう、注意してください。
火災が発生した現場に居合わせた場合、『初期消火する』『通報する』『避難する』ことが重要です。この『初期消火する』『通報する』『避難する』を火災初期対応の三原則といいます。
『火災初期対応の三原則』についてPDFにまとめております。
ぜひご覧になって下さい。
今年2月に起こった三幸製菓の工場火災は記憶に新しいです。
記事によると、4人の方が防火シャッターの前で倒れているのが見つかりました。
ここで、火災が発生すると、煙を感知して防火シャッターが下りる仕組みになっています。
その場合は、シャッターから1.5mの場所にある非常口から避難することになっていました。
4人の方は、非常口から避難するという避難経路が分からなかった可能性があるようです。
火災が発生して消火器の使おうとしても、使い方が分からないと初期消火が出来ず、大きな災害につながってしまいます。
そこで、消火器の使い方」についてクイズを出してみます。
消火器の使い方を順番に並べてみました。
(A)(B)(C)に入る言葉は何ですか?
① (A) を引き抜く
② (B) をはずし火元に向ける
③ (C) を強く握る
2月11日、新潟県村上市で起きた菓子メーカーの工場火災。
出火当時、工場にいた従業員の方が「せんべいのカスから火が付いた」と証言されています。
専門家の先生によると「せんべいは、固形物よりもカス(細かいせんべいの破片)の方が、空気との接触面積が大きくなり燃えやすくなる。」ということです。
そこで、可燃物の燃えやすさ等についてまとめてみました。
和歌山市消防局では、敬老の日を含む一週間を「高齢者等防火推進週間」と定めているようです。
「和歌山市消防協会」さんのホームページでは、それに伴う防災に関する記事が掲載されています。
ぜひご覧になってください。
【メルマガ2020.10.23号】台所で天ぷら油を使って揚げものをしているとき、来客がありその場を離れようとしました。
そのとき、
①少しの間なので、火を止めずその場を離れた。
②火災が起こるといけないので、火を止めてその場を離れた。
①、②のどちらの行動が正しいでしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大対策として、お店のレジカウンターに「飛沫防止シート」が取り付けられています。
先日、大阪のショッピングセンターで、お客さんがレジカウンターでライターを試しに点火したところ、「飛沫防止シート」に燃え移ったという火災が起こりました。
幸い、大きな火災になりませんでしたが、今後大きな火災が発生する可能性があるということで、消防が注意を呼びかけています。