廃油の処理で火災が起きた事例
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廃油の処理で火を付けたまま離れて火災になった事例
天ぷら油の廃油の処理において、廃油の入った鍋に廃油凝固剤を入れて火を付けその場を離れたところ、火災が発生したという事例があります。
天ぷら油は、加熱してその温度が約360℃~380℃になると、ライターなどの着火源がなくても自然に発火します。
時間にすると、天ぷら油を加熱して約11分後に発火します。
(福井市消防局 福井市防火委員会のデータより)
事例では、鍋に火を付けて離れている間に、天ぷら油の温度が発火点に達して火災が発生しました。
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廃油凝固剤の粉が溶けたらすぐに火を止める
廃油凝固剤のメーカーさんが説明している『冷めた油を捨てる時の手順』は以下のようになっています。
①廃油の入った鍋に廃油凝固剤を入れる
②火をつけてかき混ぜながら温める
③粉が溶けたらすぐに火を止める
④油が固まったら自治体のごみの分類に従って捨てる
ここで、『③粉が溶けたらすぐに火を止める』が、火災を起こさないためのポイントとなります。
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なお、油が熱いうちに廃油凝固剤を入れる場合は、火を付けずにそのまま廃油凝固剤を入れて溶かしてください。
天ぷら油火災を起こさないためには
天ぷら油火災を起こさないためには、コンロを使っているとき、コンロに火をつけた状態でその場を離れないことが重要です。
また、『調理油過熱防止装置』のついたコンロを使用すると安心です。
この『調理油過熱防止装置』は、油の温度が約250℃になると自動消火します。
天ぷら油の発火点(約360℃~380℃)になる前に消火するので安全です。
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