力のモーメントは出やすい
消防設備士乙種6類の「機械に関する基礎知識」で力のモーメントの問題はよく出題されます。
「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」でも、力のモーメントに関する問題の解説は、特に念入りに行っています。
さて、力のモーメントの問題はだんだん難しくなっています。
最近、東京都で出題された問題を図で解説します。
この問題は力のモーメントの中でもかなり難しい問題ですが、出題される可能性が高いので、ぜひ確認をお願いします。
【問題】
図のように100[N]、200[N]の2か所に荷重が働いている両端支持はりの反力RA、RBの値は?
【答え】
①支点Bを基準とした右回りのモーメントと左回りのモーメントのつり合いは
□ 反力RAは
②支点Aを基準とした右回りのモーメントと左回りのモーメントのつり合いは
□ 反力RBは
■ 最近出題された力のモーメントの類題
【補足説明】
■ 力のモーメントとは?
力のモーメントとは、物体に加わった力が物体を回転させるときの力の大きさのことです。
力のモーメントは、力と回転軸から力の作用線までの距離の掛け算で求めることができます。
力のモーメントは、物体が静止するための条件や、テコなどの機械の原理に関係しています。
【関係リンク】
>>力のモーメントってなに?わかりやすく解説 | 受験物理ラボ.
>>力のモーメントの公式&つりあいや単位も丸わかり!計算問題
■ 機械に関する基礎知識について
「消防設備士乙種6類」試験における「機械に関する基礎知識」の部分は、5問出題されますが、そのうち2問以上正解しないと合格ラインに達せず不合格となります。
この部分は4択問題なので、確率的に考えると、勉強せずとも少なくとも1問は正解できる可能性があります。
言い換えれば、最低でも1問を正確に解ければ、合格の基準をクリアできることになります。
慎重な準備のために、2問以上を確実に解答できるようにすることが良いでしょう。
なお、機械の問題は、新たな問題が登場する傾向があります。
もし余裕があれば、公論出版の教材を活用して「機械に関する基礎知識」のセクションを復習することをおすすめします。