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消火器の使い方とレバー式開閉バルブ

消火器の使い方は乙6試験の基本


消火器の使い方の関連事項が試験に出る!

 

「消火器の使い方」は、「消防設備士乙種6類」の勉強をするにあたって基本となります。

 

また、「消火器の使い方」に関連する事項が「消防設備士乙種6類」試験でもよく出題されています。

 

今回は、関連事項として「レバー式開閉バルブ」についてお話しします。

 

これから「消防設備士乙種6類」の試験を受けられる方は、「消火器の使い方」とあわせてご覧になってください。


消火器の使い方

消火器の使い方は、次の手順で行います。

 

ピン(安全栓)を抜きます。

 

ホースを外して火の方へ向けます。

 

レバーを強く握ります。

 

消火器の使い方
消火器の使い方

【消火器の使い方リンク】

 

>>消火器の使い方と気をつけるポイント(ALSOK)

 

このサイトでは、消火器の種類や使い方について詳しく解説しています。

消火器の選び方や設置場所、処分方法なども紹介されています。

 

 

>>消火器の使用方法(一般社団法人 日本消火器工業会)

 

このサイトでは、消火器の使用方法を4ステップでわかりやすく説明しています。

また、消火器に関するQ&Aや注意事項も掲載されています。

 

 

>>消火器の使い方(消防防災博物館)

 

このサイトでは、消火器の使い方をイラストで分かりやすく示しています。

また、消火器の種類や特徴についても説明されています。

 


レバーをはなすと放射が止まるものが多い

消火器には、消火器のレバーをはなすと放射が止まる「開閉バルブ式」のものと、レバーをはなしても放射し続ける「開放式」のものがあります。

 

一般には、消火器のレバーをはなすと放射が止まる「開閉バルブ式」の消火器が多いです。

 

「開閉バルブ式」の消火器には「レバー式開閉バルブ」が付いています。

レバー式の開閉バルブとは?

「消火器の使い方」の注意事項で、「レバーを途中で放さず握り続ける」という項目がありました。

 

これは、「みのおか式消防設備士乙種6類」の講習でも解説していますが、

 

図のように「レバー式の開閉バルブ」という部品が付いていて、

 

「レバーを握っている間はバルブが下がって消火薬剤が放射されます」が、

 

「レバーを放すとバルブが上がって放射が途中で止まる」しくみになっています。

 

レバー式の開閉バルブ
レバー式の開閉バルブ

「レバーを放す放射が途中で止まる」しくみになっているのは何故?

それでは、何故「レバーを放す放射が途中で止まる」しくみになっているのか?

 

これは、以下のような理由が考えられます。

 

 

【消火剤の効果的な利用】

 

消火剤の放射を途中で止めることによって、消火剤を効果的に利用することができます。

 

一度に全量の消火剤を噴射し続けると、消火剤が無駄になる可能性があります。

 

消火剤を適切なタイミングで噴射し、火災を鎮火させるためには、必要な量を制御する必要があります。

 

 

【安全性の確保】

 

途中で放射を止めることによって、消火器の使用者の安全性を確保することができます。

 

火災の状況によっては、消火剤の全量を一度に噴射すると火災の反応が激しくなる可能性があります。

 

途中で放射を止めることで、使用者が安全に避難する時間や余裕を確保することができます。

 

 

【消火器の再利用性】

 

途中で放射を止めることによって、消火器の再利用性を確保することができます。

 

消火器は一度使用すると再充填が必要です。

 

放射を途中で止めることで、消火器の残量を確保し、再充填が容易に行えるようになります。


バルブに関する問題が出題

「消防設備士乙種6類」の試験では、実技問題で「レバー式の開閉バルブ」に関する問題が出題されています。

 

詳細については、「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」をご購入いただき、ご覧になってください。

 

>>みのおか式消防設備士乙種6類通信講座